唾液腺がんとは?概要・症状・診断・治療法
唾液腺がんの概要
唾液腺がんは、唾液を分泌する唾液腺で発生する稀な悪性腫瘍です。唾液は食べ物を噛み砕き、飲み込む際に重要な役割を果たします。
主な発生部位
頭頸部全体に発生し得ますが、最も頻度が高いのは耳の下、顔の両側にある耳下腺(パロティド腺)です。
腫瘍の種類
唾液腺がんは大きく2つに分類されます。
- 悪性腫瘍:体内の他部位へ転移する可能性があるがんです。
- 良性腫瘍:転移しない非がん性の腫瘍です。
罹患率とリスク
米国では毎年約1,500例が新たに診断される程度の稀少がんです。年齢とともにリスクは上昇し、男性にやや多く見られます。
主な症状
- 首や顔にしこり・腫れができる
- 顔や首の痛み
- 嚥下困難
- 声がかすれる(嗄声)
- 歯列の噛み合わせの変化
- 顔や首のしびれ・チクチク感
これらの症状がある場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
診断方法
- 身体診察:首や顔のしこりを触診します。
- 画像診断:CTやMRIで唾液腺と周囲組織の詳細画像を撮ります。
- 生検:腫瘍組織の一部を採取し、顕微鏡でがん細胞の有無を確認します。
治療選択肢
腫瘍のステージ、タイプ、患者さんの全身状態に応じて、手術、放射線療法、化学療法、分子標的治療などが組み合わせて行われます。
予後
早期に発見・治療すれば予後は比較的良好です。ステージが進行すると予後は悪化します。
