骨髄異形成症候群(MDS)の定義と概要
概要
骨髄異形成症候群(Myelodysplastic Syndrome、略称MDS)は、骨髄が十分な健康な血球を産生できなくなることで、血液中の赤血球・白血球・血小板が異常または不足する疾患群です。MDSは「骨髄異形成」や「骨髄異形成症候群」とも呼ばれます。
タイプ
MDSにはいくつかのタイプがあり、血球の障害の程度、影響を受ける血球の種類、原因の有無などで分類されます。
症状
主な症状は以下の通りです。
- 発熱
- 息切れや倦怠感
- 皮膚の蒼白
- 皮下出血やあざができやすい(紫斑、出血傾向)
- 脾臓の腫大
- 頻繁な感染症
留意点
MDSは50歳以上の高齢者に多く見られますが、米国では毎年約100例が小児でも診断されています。
リスク要因
発症リスクを高める要因として、以下が挙げられます。
- 男性、白人、60歳以上
- 放射線被曝
- 有害化学物質への曝露
- 特定の薬剤使用
- ウイルス感染
- 喫煙、農薬曝露、遺伝的要因
生存率
米国のセント・ジュード小児研究病院によると、MDSで骨髄移植を受けた患者の約60%が長期的に生存しています。
