胆管がんの後期段階と治療概況
タイプ
- 肝内胆管がん(最も稀):肝臓内部にある胆管から発生し、肝細胞がんと混同されがちです。ステージは肝がんと同様に評価されます。
- 肝門部(Klatskin)胆管がん:肝臓から出る左右の胆管が合流する部位に発生し、最も一般的なタイプです。
- 遠位胆管がん:小腸に近い胆管の下部で発生します。
ステージ
胆管がんは0、IA、IB、IIA、IIB、III、IVの7段階に分類されます。III期・IV期は後期とみなされ、外科的切除が難しい(非切除可能)ケースが多くなります。
症状
- 早期:症状がほとんどなく、無症候性が一般的です。
- 最初の顕在化症状は黄疸です。胆汁中のビリルビンが蓄積し、皮膚や眼球結膜が黄色くなり、かゆみを伴うことがあります。黄疸は肝炎や胆石など他の疾患でも見られます。
- 後期:右肋骨下部の腹痛が頻繁に報告されます。
診断
血液検査で腫瘍マーカーや肝機能を評価し、X線や超音波などの画像検査が行われます。最も有用なのはCT(コンピュータ断層撮影)で、診断だけでなくステージングにも役立ちます。診断確定後は、がんの正確な位置・閉塞範囲・進展度を把握するために追加検査が実施されます。
生存率
生存率はステージ、腫瘍の位置・範囲、患者の全身状態に左右されます。5年生存率は診断から5年生存した患者の割合を示します。非切除可能なIII期・IV期の胆管がんの5年生存率は10%未満です。一方、肝内胆管がんの場合は肝移植により生存率が改善することがあります。
