細胞周期のどの段階の調節異常が癌を引き起こすと考えられますか?

細胞周期におけるG1/S転換点

細胞周期は、細胞が成長し分裂する過程で、G1、S、G2、Mの4つのフェーズに分かれます。G1期は細胞が大きくなり、DNA複製の準備をする段階です。S期ではDNAが複製され、G2期でDNA損傷のチェックと有糸分裂の準備が行われます。M期が実際の細胞分裂です。

G1/S転換点は、細胞が周期に入るか増殖を停止するかを決める重要なチェックポイントです。この段階の調節が乱れると、癌が発生しやすくなります。たとえば、DNA損傷が検出されても細胞が増殖停止せずにS期へ進んでしまうと、損傷したDNAが複製され、ゲノム不安定性や腫瘍形成につながります。G1/Sチェックポイントを制御する遺伝子に変異が起きると、がん化リスクが高まります。

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