CA-125血液検査とは?
CA-125血液検査は、血中のがん抗原125(CA-125)というタンパク質の濃度を測定します。主に卵巣がん、子宮体がん、卵管がんなど女性に多いがんの経過観察に用いられますが、がん以外でも濃度が上昇することがあります。骨盤炎症性疾患、子宮内膜症、肝硬変、妊娠、月経などが原因となります。
事実
家族歴や症状から卵巣がんのリスクが高いと判断された場合、または子宮体がん・子宮頸がんが疑われる場合に医師がCA-125検査を指示します。がんと診断された後は、治療効果や再発のモニタリングにも利用されます。
検査について
健康な女性のCA-125値は通常35 U/mL未満です。値が高いほど異常の可能性が高まりますが、卵巣がん患者では数百から数千になることもあります。具体的な数値の解釈は医師と相談してください。
考慮すべき点
CA-125は早期卵巣がんの検出に必ずしも有効ではありません。ステージIの患者で陽性になるのは約50%、ステージII~IVでは約80%です。偽陽性も多く、良性腫瘍や他のがん、非がん性疾患でも上昇します。
重要性
卵巣がんは女性72人に1人が罹患し、95人に1人が死亡するとされています。約75%が進行期に診断され、生存率は46%ですが、早期に発見された場合は93%に上ります。CA-125は治療経過の把握に役立つ重要な指標です。
誤解と正しい認識
CA-125だけで卵巣がんを診断することは推奨されません。偽陽性率が高く、がんでもCA-125が正常範囲にとどまるケース(約20%)があります。診断には身体検査、超音波検査、生検など複数の手段を組み合わせることが必要です。
