PSA密度の計算方法
概要
50歳以上の男性に前立腺がんをスクリーニングする際は、前立腺特異抗原(PSA)血液検査と直腸指診(DRE)を組み合わせるのが一般的です。PSA検査だけでは良性肥大とがんを区別できないことがあり、前立腺の体積と合わせて評価する「PSA密度」が有用です。PSA密度は、経直腸超音波(TRUS)で測定した前立腺体積を用いて算出しますが、検査費用や測定精度に注意が必要です。
必要なもの
- PSA検査結果
- 経直腸超音波で測定した前立腺のサイズ(体積)
手順
PSA検査の結果が 2.5 ng/ml 以上の場合、前立腺の体積を測定するためにTRUSを実施します。PSAが 4.0〜10 ng/ml の範囲であれば、生検や追加検査を検討する旨のガイドラインがあります。
TRUSで前立腺の長さ、幅、高さを測定し、3つの数値を掛け合わせた後、0.52 を掛けて体積(ml)を算出します。
PSA密度は、PSA検査値(ng/ml)を前立腺体積(ml)で割って求めます。例:PSA 6.0 ng/ml、体積 40 ml の場合、6.0 ÷ 40 = 0.15。
PSA密度が 0.15 以上の場合、PSA上昇が良性肥大によるものではない可能性が高くなります。医師は「経過観察」または生検のいずれかを選択して、さらなる評価を行います。
