前立腺がんに対するペレット療法(内部放射線治療)の概要
放射線療法の基本
放射線療法は、放射線源が体外にあるか体内にあるかで大きく2種類に分かれます。ペレット療法は後者、内部放射線療法の一例です。目的は高線量の放射線でがん細胞のDNAを損傷させ、増殖できなくすることです。
ペレット療法(内部照射療法)
ペレット療法(ブラキセラピー)は、前立腺がんの早期段階で腫瘍が局所に限局している場合に有効です。放射性物質を封入した微小ペレット(種子)を前立腺内部に直接埋め込み、放射線が徐々に放出されてがん細胞を死滅させます。
治療法の種類
- 低線量(永久種子)治療:40〜100個のペレットを針で前立腺に埋め込み、永久に残します。放射線は数か月から数年にわたり徐々に減衰しながらがん細胞を攻撃します。
- 高線量(一時的カテーテル)治療:放射性カテーテルを前立腺内に挿入し、5〜15分間放射線を照射します。照射後にカテーテルを抜き、必要に応じて数回に分けて実施します。
副作用と注意点
放射線はがん細胞だけでなく、周囲の正常組織にも影響を与える可能性があります。主な副作用は以下の通りです。
- 排尿障害(頻尿、尿切れなど)
- 腸の症状(下痢や血便)
- 勃起不全のリスク
治療法の選択は医師と十分に相談し、個々の状態や生活への影響を考慮して決定してください。
