根治的前立腺手術の副作用と注意点
概要
前立腺がんの治療で最も一般的なのが前立腺手術です。手術は根治的にがんを除去しますが、術後に一時的な副作用が生じることがあります。
手術の種類と基本情報
- 根治的前立腺全摘出術(開腹手術)―陰嚢と直腸の間に大きな切開を行い、前立腺を除去します。
- 腹腔鏡下前立腺全摘出術―小さな切開数箇所からカメラと器具を挿入し、前立腺と精嚢を除去します。
手術のメリット
手術は一度の施術で局所進行がんを根治できる可能性があります。放射線療法と異なり、がんが完全に取り除かれたという確実な安心感が得られます。
尿路・腸の問題
術後の長期的な尿失禁は約8%の患者に見られます(Memorial Sloan‑Kettering Cancer Center泌尿器科長Peter T. Scardino医師の報告)。また、一時的に排便が不規則になることがあります。
性機能への影響
Scardino医師によると、手術後に勃起機能が回復する男性は約85%です。ただし、前立腺が除去されるため射精時の精液は出ません。
死亡リスクに関する注意
同センターのデータによれば、65歳未満の男性が根治的前立腺全摘出術を受けた場合の死亡リスクは約0.1%(1,000人に1人)です。一方、65歳から79歳の患者では約0.5%(200人に1人)と報告されています。
