前立腺がん手術後の運動ガイド

前立腺がんは男性の前立腺に発生するがんで、手術は一般的な治療法のひとつです。手術直後は安静が必要ですが、回復が進むにつれて適度な運動は重要です。術後に再開したい運動やトレーニングについては、必ず担当医と相談しましょう。

軽い運動

  • 退院後は、近所や公園を1回あたり約10分、1日数回歩くことから始めます。手術後2週間目には1回20分、合計90分程度に増やします。屋内での運動が必要な場合は、傾斜0のトレッドミルで歩きましょう。術後2週間はカテーテルが装着されているため、速く歩かないよう注意してください。

    手術後3週間目以降は、1日90分まで歩行時間を伸ばし、5〜6週目までに合計2時間程度まで増やすことが可能です。6週目以降は医師の許可が得られれば制限なく歩行できますが、ジョギングは6週目まで、サイクリングは8週目まで控えてください。5週目からはキックボードを使って15分程度の水泳が可能で、6週目以降は通常の水泳に戻れます。

    6週目以降は、医師の許可があればボウリングやバスケットボール、テニスなどのカジュアルなスポーツを再開できます。ただし、急に元のレベルに戻すのではなく、徐々に負荷を上げていくことが大切です。

重い運動

  • 前立腺がん手術後は、しばらくの間は激しい運動を避ける必要があります。20ポンド(約9kg)以上の重いウェイトは最低でも6週間は持ち上げず、徐々に負荷を上げていきましょう。コンタクトスポーツは医師の許可が出るまで控えてください。ゴルフも同様で、6週間以降はパッティングやチッピングは可能ですが、ドライバーなどの全力スイングは医師の許可が出るまで避け、カートを使用することをおすすめします。

運動と失禁対策

  • 米国がん協会によると、特定の運動は前立腺手術後の失禁期間を短縮する効果があります。特に「ケーゲル体操」は骨盤底筋を交互に収縮・弛緩させるエクササイズで、2003年のカイザー・パーマネンテ研究では、術前術後にケーゲル体操を行った男性は、対照群に比べて平均1か月早く尿失禁が改善したと報告されています。手術前にケーゲル体操のやり方や効果について医師に相談し、適切に取り入れましょう。

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