前立腺がんに対する放射線治療の概要
放射線治療は、手術後に残存するがん細胞を除去したり、前立腺に見つかった低リスク・低ステージのがんに対する第一選択療法として広く用いられます。また、手術後にがんが再発した場合や前立腺全摘除術を受けた後の再燃にも適応されます。
外部ビーム放射線治療(EBRT)
患者は治療台に仰向けに寝かされ、外部からX線に似た放射線ビームを照射します。照射部位は皮膚上にマーキングされ、技師が正確にビームを合わせます。
三次元適合放射線治療(3D‑CRT)
コンピュータを用いてがん組織に合わせた立体的なビームを形成し、正常組織へのダメージを最小限に抑えます。患者は固定用のボディキャストに入れられ、ビームが正確に当たるようにします。
強度変調放射線治療(IMRT)
コンピュータ制御下でビームの強度と照射角度を細かく調整し、がんに対して高い効果を発揮します。患者は装置の周りを回転させることで、複数の角度から照射が行われます。
陽子線治療
3D‑CRTと同様の適合性を保ちつつ、X線ではなく陽子ビームを使用します。比較的新しい技術で、正常組織への影響がさらに低減されると期待されています。
内部放射線治療(ブラキセラピー)
放射性の種子や小さなペレットを前立腺内部に埋め込み、数週間から数か月にわたって低線量の放射線を継続的に照射します。主に増殖が遅い腫瘍に適用されます。
