甲状腺のしこりはどの程度深刻ですか?
はじめに
甲状腺にできるしこりは、良性の場合もあれば悪性の場合もあり、必ず医師の診察を受けることが重要です。以下は、しこりの種類とそれぞれのリスクについての概観です。
1. 良性結節
ほとんどの甲状腺結節は良性で、がんではありません。症状が出ない限り治療は不要ですが、圧迫感や見た目の問題がある場合は処置が検討されます。
2. 卵胞性腫瘍
卵胞性腺腫(良性)や卵胞性癌(悪性)があります。悪性のリスクはケースバイケースで、詳しい検査が必要です。
3. 濾胞性甲状腺癌
最も一般的ながんで、成長は遅く、早期に発見すれば高い治癒率が期待できます。
4. 髄様甲状腺癌
傍濾胞細胞から発生するがんで、散発的に起こることもあれば、遺伝性の多発性内分泌腫症(MEN)と関連することもあります。
5. 無分化甲状腺癌
非常に稀で進行が速く、予後が悪い侵攻性がんです。
6. 橋本病(自己免疫性甲状腺炎)
甲状腺が肥大(甲状腺腫)し、結節を形成することがあります。主に甲状腺機能低下症を引き起こし、適切な薬物療法が必要です。
診断と受診の目安
しこりの大きさ、位置、症状(声のかすれ、嚥下困難、長引く咳など)によりリスクは変わります。異変を感じたら速やかに医療機関で評価を受けましょう。
