子どものためのADHD・ADD別ビタミンと食事ガイド
ADHD(注意欠陥多動性障害)とADD(注意欠陥障害)は、子どもから大人まで幅広く見られる発達障害です。脳の一部が未発達または刺激不足になることで症状が現れます。従来はアデラルやリタリンなどの刺激薬が処方されますが、副作用のリスクがあります。Dr.ダニエル・エイメンはADDを6タイプに分類し、各タイプに合わせた栄養療法を提案しています。
混合型 ADHD(Combined Type)
男子に多く見られ、過活動が顕著です。前頭前皮質と運動前皮質の活動が低下しています。低脂肪・高タンパク・低炭水化物の食事が推奨され、単純糖は控えめにします。野菜、全粒穀物、豆類、果物などの複合炭水化物を中心に摂取しましょう。
推奨ビタミン・サプリ: L-チロシン、ブドウ種子エキス、パインバークエキス、イチョウ葉エキス。
不注意型 ADD(Inattentive ADD)
集中力が続かず、整理整頓が苦手です。遅刻や物の紛失が頻繁に起こります。過活動はなく、特に女子に診断が遅れがちです。食事・ビタミンは混合型と同様です。
推奨ビタミン・サプリ: L-チロシン、ブドウ種子エキス、パインバークエキス、イチョウ葉エキス。
過集中型 ADD(Overfocused ADD)
決まったルーティンに固執し、変化に対応しにくい特徴があります。セロトニン濃度が低下しやすく、炭水化物とタンパク質のバランスを調整すると効果的です。
食事例: 全粒穀物・野菜中心の複合炭水化物、卵、エンドウ豆、牛乳、七面鳥、ピーナッツバター、鶏肉、サーモン、ジャガイモなどトリプトファン豊富な食品。
推奨ビタミン・サプリ: 5-HTP、イノシトール、セントジョンズワート。
側頭葉型 ADD(Temporal ADD)
側頭葉の活動が低下し、集中時にイライラやパニックが起きやすいです。L-グルタミンが情緒安定に役立ちます。
食事例: 高タンパクな朝食を中心に、複合炭水化物は控えめに。
推奨ビタミン・サプリ: L-グルタミン、イチョウ葉エキス、ビタミンE、ホスファチジルセリン(PS)。
辺縁系型 ADD(Limbic ADD)
エネルギー不足で注意散漫、組織化が苦手です。うつ症状と見間違われることがあります。辺縁系の機能を支えるバランスの良い食事が重要です。
食事例: タンパク質、複合炭水化物、健康的な脂肪をバランスよく摂る(例: Dr.バリー・シアーズのZoneダイエット)。
推奨ビタミン・サプリ: SAMe、セントジョンズワート、L-チロシン、5-HTP。
基底核型 ADD(Basal Ganglia ADD)
思考・感情・衝動コントロールが難しく、運動スキルの低下も見られます。「炎の輪」型とも呼ばれ、最も対処が難しいタイプです。
食事例: タンパク質と複合炭水化物、健康的な脂肪をバランスよく摂取。過度の倦怠感がある場合は高タンパク・低炭水化物の食事が有効です。
推奨ビタミン・サプリ: カバカバ、バレリアン、Bビタミン複合体。
