失神(気絶)の原因となる条件は何ですか?

失神(シンコープ)とは

失神は、脳への血流が一時的に途絶えることで起こる一過性の意識喪失です。通常は数分で自然に回復し、軽度の場合は特に問題ありませんが、基礎に重篤な疾患が潜んでいることもあります。

失神と関連する主な疾患

心臓の不整脈

心拍リズムが乱れると、心臓のポンプ機能が低下し、脳への血流が不足して失神を引き起こすことがあります。代表的な不整脈は以下の通りです。

  • 心房細動
  • 心室頻拍
  • 洞不全症候群(シック・サイナス症候群)
  • 長QT症候群

血管迷走性失神(バソバガルシンコープ)

最も一般的な失神のタイプで、血圧と心拍数が急激に低下することで起こります。主な誘因は次のとおりです。

  • 急な立ち上がり
  • 脱水
  • ストレスや不安

神経系の疾患

脳が心臓や血管を適切に制御できなくなると、失神が生じることがあります。代表的な疾患は以下です。

  • てんかん
  • パーキンソン病
  • 多発性硬化症
  • 脳卒中

その他の医学的状態

以下の状態も直接的または間接的に血流を乱し、失神を引き起こすことがあります。

  • 糖尿病
  • 貧血
  • 甲状腺機能障害
  • アジソン病
  • 利尿剤、β遮断薬、カルシウム拮抗薬などの薬剤

診断と治療の流れ

失神を経験した場合は、基礎疾患の有無を確認するために医師の受診が重要です。診察では病歴聴取、身体検査に加えて、心電図(ECG)、血液検査、画像診断などが行われます。原因に応じて、生活習慣の改善、薬物療法、必要に応じた手術やカテーテル治療が選択されます。

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