パインバーク抽出物とADHD(注意欠陥・多動性障害)
概要
パインバーク抽出物はフランス海岸松(フランス海洋マツ)から得られ、抗酸化・抗炎症作用があるとされています。商品名は「Pycnogenol(ピクノジェノール)」です。
考えられる選択肢
ドイツ・ミュンスタ大学薬学研究所のピーター・ローデヴァルト博士は、ADHDの自然療法としてパインバーク抽出物を検討すべきだと述べています。従来のADHD治療薬はリタリン、デキセドリン、アデラルなどで、これらは不安・抑うつ・イライラといった副作用が出やすいです。
期待できる効果
Medical News Todayによると、Pycnogenolは一般的なADHD薬に見られる副作用がほとんどありません。また、抗酸化剤として心血管系や皮膚の健康にも好影響を与える可能性があります。
研究結果
2006年に欧州の子ども・青年精神医学ジャーナルで報告された対照試験では、1か月間のPycnogenol投与により、過活動が減少し、運動・視覚協調性と集中力が向上しました。投与を中止した1か月後、平均9歳半の被験者は再びADHD症状を示しました。
注意点
Memorial Sloan‑Kettering Cancer Centerは、パインバーク抽出物使用者にエネルギー低下やイライラが起こり得ると指摘しています。また、効果に関する研究結果は一貫しておらず、慎重な評価が必要です。
