ADHDとは何か? 定義と特徴を解説
ADHDは注意欠陥・多動性障害(Attention‑Deficit/Hyperactivity Disorder)の略称です。米国国立精神衛生研究所(NIMH)によれば、子どもに最も多く見られる障害の一つで、思春期や成人期にも症状が続くことがあります。
タイプ
NIMHはADHDを以下の3つのサブタイプに分類しています。
- 主に多動‑衝動型:多動・衝動の症状が6項目以上、注意欠陥が6項目未満。
- 主に注意欠陥型:注意欠陥の症状が6項目以上、多動・衝動が6項目未満。
- 混合型(併存型):多動・衝動と注意欠陥の両方が6項目以上。
不注意(注意欠陥)症状
- 一つのことに集中できない。
- 指示に従うのが難しい。
- よくぼんやりと空想にふける。
多動症状
- 絶えずおしゃべりをする。
- 常に動き回っている。
- 静かな作業を続けることが困難。
- 座っていることができず、過度に体を動かす。
衝動性症状
- 我慢できず、すぐに行動に移す。
- 感情を抑えずに表出する。
- 他人の話を遮ってしまう。
留意点
不注意・多動・衝動はすべての子どもに一定程度は見られますが、ADHDの子どもはこれらの行動が頻繁かつ強度が高く現れます。
治療
ADHDの治療には、薬物療法と心理療法(行動療法など)が一般的に用いられます。
