ADD と ADHD の診断方法

ADHD(注意欠陥・多動性障害)は、集中力や作業継続に課題がある子どもや大人に多く見られる診断です。DSM‑IV では、ADHD を 3 つのタイプに分類しています。集中力の低下や生産性の低下だけでなく、対人関係や自己肯定感にも影響を与える可能性があります。

診断の手順

  1. 専門家の受診:臨床心理士、臨床ソーシャルワーカー、または精神科医に相談し、複数の検査を通じて最終診断を受けます。
  2. タイプの見極め:ADHD‑注意欠陥優勢型(ADD)、ADHD‑多動性・衝動性優勢型、ADHD‑混合型の症状を確認し、各タイプが共有する症状も踏まえて評価します。
  3. 注意欠陥優勢型(ADD)の特徴:細部への注意が乏しく、注意の持続が困難。うっかしミスや課題・書類・持ち物の整理が苦手です。
  4. 忘れやすさのチェック:物を頻繁に失くす、日時が重要な約束を忘れるなどの傾向があるか確認し、上記の症状と合わせて評価します。
  5. 多動性・衝動性優勢型の評価:過度の会話や騒音、割り込み、落ち着きのなさ、長時間座っていられないなどが見られます。教室などでの答えをすぐに口に出す、順番を待てないといった行動も重要な指標です。
  6. 混合型の診断基準:注意欠陥と多動性・衝動性の両方の症状がそれぞれ異なる程度で現れる場合に、混合型と診断します。
  7. 性別・年齢による傾向:注意欠陥優勢型は女性の子どもや成人に多く見られます。社会的に女性の衝動的な行動が受け入れられにくいことが影響していると考えられます。

診断は本人の生活環境や学業・仕事の状況を総合的に評価し、適切な支援や治療方針を決める第一歩です。

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