犬の唾液によるアレルギー
米国では全世帯の約半数が猫か犬を飼っており、アレルギー・喘息・免疫学会(American College of Allergy, Asthma and Immunology)によると、人口の約10%がペットに対してアレルギーを持っています。犬にアレルギーがある場合、毛や寝具に付着したフケだけでなく、犬の唾液にも反応が起こります。
アレルギーとは
私たちは日常的にさまざまなアレルゲンにさらされています。多くの人にとってアレルゲンは無害な微粒子ですが、アレルギー体質の人は免疫系が過敏に反応し、脅威とみなして体外へ排除しようとします。
犬の唾液
犬はアレルゲンとなるタンパク質を分泌します。これらはフケとして皮膚に付着し、尿や唾液にも含まれます。犬が毛づくろいをしたりお気に入りのおもちゃを噛んだりすると、唾液とそこに含まれるアレルゲンが残ります。これらのアレルゲンは粘着性があり、表面に長く残り、数か月間アレルギー反応を引き起こすことがあります。
症状
犬へのアレルギーの重症度により、接触直後に症状が出ることもあれば、数日間の曝露後に現れることもあります。犬に舐められた部位は赤くなることがあり、空気中のアレルゲンにより目が充血したり、顔周りがかゆくなったり、鼻水が出ることがあります(米国喘息・アレルギー財団)。
治療法
犬や犬の唾液へのアレルギーの最も効果的な対策は、犬との接触を避けることです。犬を飼っている、または避けられない場合は、免疫療法(アレルギー注射)が有効です。約3年間にわたって投与することで症状が軽減し、薬の使用量も減少します。
対策・予防
環境を整えてアレルゲン量を減らすことも重要です。寝室に犬を入れない、定期的に掃除機をかける、犬のブラッシングは屋外で行うなどの工夫で、唾液やフケの拡散を抑えられます。
