ピーナッツアレルギーの典型的な症状と兆候

ピーナッツに対するアレルギー反応は、曝露後数分以内に起こることが多いです。1997年6月に『Clinical and Experimental Allergy』に掲載されたJ.O. Hourihaneらの研究によれば、ピーナッツアレルギーはごく少量の接触でも高頻度に症状が出現し、他の食物アレルギーに比べて症状が重くなる傾向があります。

典型的な症状と兆候

  • 外部症状:軽度から重度の蕁麻疹、皮膚の紅斑や腫れ。
  • 内部症状:口や喉のかゆみ・チクチク感、喉や舌の腫れ、吐き気、嘔吐、下痢。腹部の痙攣、胸部の圧迫感、声の変化、息切れや喘鳴、めまい、失神感など。

子どもの初回反応にみられる症状

カナダ医学会誌(CMAJ)2003年5月の調査によると、ピーナッツアレルギーの初回反応は大半の子どもで14〜24か月の間に起こります。初回反応の症状は以下の割合で報告されています。

  • 皮膚症状:89%
  • 呼吸器症状(喘鳴、咳、鼻づまりなど):42%
  • 胃腸症状(嘔吐、下痢など):26%
  • 心血管症状(心停止など):4%

アナフィラキシー

ピーナッツアレルギーは、命に関わる重篤なアレルギー反応であるアナフィラキシーの最も一般的な原因です。主な初期症状は、死の予感、金属的な味覚、手のひら・足の裏・唇・性器部位のチクチク感を伴う全身の紅潮や温感です。その他、脈拍の増加、気道の著しい収縮による呼吸困難、ショック、血圧低下、めまい、意識消失などが見られます。

これらの症状は曝露後数分から2時間以内に現れ、数時間にわたって悪化することがあります。症状が一度軽減した後に数時間以内に再発する「二相性反応」も報告されており、特に重症例では再発がより深刻になることがあります。Lancet 2008年5月のA. Wesley Burks医師の報告では、アナフィラキシー発症後は速やかな治療とともに、遅延型反応の可能性を考慮し、最低でも4時間は観察が必要とされています。

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