肺にカビ胞子がたまった場合の治療法は?
肺にカビ胞子が入ると、自然に症状が消えることが多く、まずは経過観察が基本です。ただし、症状が続く場合や重篤化した場合は、適切な治療が必要です。
重要性
アスペルギルス属の真菌による感染(アスペルギルス症)は、免疫力が低下した人がカビ胞子を吸入することで起こります。肺にカビ胞子がたまると、感染やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
タイプ
- 軽度のアスペルギルス症はアレルギー性反応(アレルギー性肺アスペルギルス症)として現れます。
- 重度の場合は侵襲性アスペルギルス症となり、肺だけでなく他の臓器へも広がります。
抗喘息薬による治療
アレルギー性肺アスペルギルス症には、ステロイド系抗炎症薬(経口ステロイド)などの抗喘息薬が用いられます。初期は高用量で投与し、気道を開放してカビ胞子の排出を促します。
抗真菌薬による治療
侵襲性肺アスペルギルス症や、真菌が他臓器に拡散した場合は、数週間にわたって抗真菌薬を使用します。代表的な薬剤はアンフォテリシンBやボリコナゾールで、肺内および全身の真菌を除去します。
外科的治療
経過観察中に肺出血などの重篤な合併症が生じた場合は、外科手術が選択肢となります。外科医は肺内の真菌球やカビ胞子の塊を除去します。
