MRI造影剤注入に伴うアレルギー反応
軽度のアレルギー反応
MRI造影剤注入を受けた10,000人に1人程度が軽度のアレルギー反応を起こします。主な症状は注射部位の圧痛や疼痛、皮膚の赤みや発疹です。
重度のアレルギー反応
重度の反応はさらに稀で、10万人に1人程度です。顔面や気道、口腔内の著しい腫れがみられ、呼吸困難を伴うことがあり、生命に危険を及ぼすことがあります。
妊娠中のアレルギー反応
妊娠中に特定のアレルギー反応が報告されているわけではありませんが、造影剤は胎児の循環系に移行する可能性があるため、24週以前の投与は緊急時を除き推奨されません。
アレルギー反応のリスク要因
過去にX線、CT、MRIで造影剤に対するアレルギーを経験した人や、薬物・食物アレルギーを持つ人は再発リスクが高くなります。
その他の可能性のある反応
頭痛、吐き気、嘔吐、口の中の一時的な異味など、アレルギー反応とは別に起こり得る症状があります。ほとんどは軽度で一過性です。
アレルギー反応の治療
重度の反応が起きた場合は直ちに医療処置が必要です。抗ヒスタミン薬やステロイド、エピネフリンなどの薬剤で症状を抑え、気道閉塞がある場合は継続的に観察します。
アレルギー反応と死亡
ミシガン大学医療システムの研究(Jonathon R. Dillman 医師)では、78,000人の造影剤投与者のうち死亡例は報告されていません。反応は74%が軽度、19%が中等度、7%が重度でした。
