猫アレルギーの薬と対策
猫にアレルギーがあると、くしゃみや鼻づまりといった軽い症状から、発疹、胸や喉の締め付け感、呼吸困難といった重い症状まで現れます。これは、体の免疫システムが猫のたんぱく質を危険な物質と誤認し、過剰に反応するためです。適切な薬を使用すれば、これらの症状を緩和できます。
薬の種類
- 処方薬:モンテルカストナトリウム(商品名:シングレア)やステロイド系のプレドニゾンなど。
- 市販薬:ベナドリル(ジフェンヒドラミン塩酸塩)や、ジルテック(セチリジン塩酸塩)、クラリチン(ロラタジン)などの抗ヒスタミン薬。
- 抗ヒスタミン薬と去痰薬が組み合わされた製品もあります。
作用機序
アレルギー反応は、体が特定の物質を「敵」とみなすことで起こります。その結果、ヒスタミンやロイコトリエンが過剰に放出され、腫れやじんましん、過剰な粘液分泌、かゆみ、喘鳴(ぜんめい)などが生じます。抗アレルギー薬は、ヒスタミン受容体をブロックしたり、モンテルカストのようにロイコトリエンを阻害したりして症状を抑えます。
効き始めるまでの時間
多くの抗アレルギー薬は服用後30分程度で効果が現れます。シングレア、ジルテック、クラリチンなどの新しい薬は1日1回の服用で、1日中症状を抑えることが期待できます。一方、ベナドリルは効果が持続しにくく、数時間ごとに服用が必要になることがあります。
注意点
- 呼吸困難などの重篤な症状が出た場合は、直ちに医療機関へ連絡してください。
- ジフェンヒドラミンなどの一部の抗ヒスタミン薬は眠気を引き起こすため、運転や機械操作を行う際は使用を控えてください。
- 他の持病や服用中の薬がある場合は、必ず医師に相談し、安全に使用できる薬を選んでください。
薬以外の対策
猫アレルギーを抱えていても猫を手放したくない場合、薬以外にも症状を軽減する方法があります。床や家具の定期的な掃除機がけ、猫専用のアレルギー対策ウェットティッシュで拭く、空気清浄機を使用するなどで、アレルゲンの拡散を抑えることができます。
