血管運動性鼻炎の対策と治療法
血管運動性鼻炎とは
血管運動性鼻炎(非アレルギー性鼻炎)は、鼻腔内の血管が拡張し粘膜が腫れることで、鼻づまりや鼻水が慢性的に続く状態です。米国では1700万人以上が罹患していると推定されています。
主な症状と原因
主な症状は鼻水・鼻づまり・くしゃみ・後鼻漏、さらには乾燥感や喉の痛みまで多岐にわたります。アレルギー検査で花粉やハウスダストなどが除外された場合、血管の過敏性が原因と考えられます。温度・気圧の変化、香水・スプレー・タバコの煙、オゾン汚染、特定の温度の食べ物(熱い・冷たい)などが誘因になります。
なぜ起こるのか
正確なメカニズムは未解明ですが、自律神経の機能不全が血管の収縮・拡張を乱し、症状を引き起こすとされています。女性に多く見られることから、ホルモンの影響も疑われます。
対策と治療法
- トリガーの回避:温度・湿度の急変や刺激物はできるだけ避けましょう。
- 薬物療法:抗コリン性のイプラトロピウムブロミド鼻スプレー(アトロベント)や、医師処方の鼻ステロイドが有効です。市販の塩化生理食塩水スプレーやネティポットで鼻腔を洗浄するのも効果的です。
- 市販薬の注意点:擬似エフェドリン(サダフェド)は血圧上昇のリスクがあるため高血圧や心疾患がある人は避けます。鼻詰まりを改善する血管収縮薬は症状を悪化させることがあるので使用は控えましょう。
- 抗ヒスタミン薬:眠気を伴うことがありますが、症状緩和に役立ちます。処方薬のアステライン鼻スプレーも検討してください。
- 専門医の受診:鼻中隔湾曲や鼻ポリープがある場合はENT(耳鼻咽喉科)での診察・手術が有効です。
- 生活習慣の改善:十分な水分補給、加湿器や蒸気吸入で粘膜を保湿し、症状を和らげます。
自分に合った対策を見つけ、継続的に実践することが重要です。症状の原因を把握すれば、より効果的に血管運動性鼻炎をコントロールできます。
