アレルゲンの種類と特徴

有害な物質が生活を脅かすことがあります。アレルゲンはその代表例です。アレルギーを持たない人はアレルゲンに触れても症状が出ませんが、アレルギー体質の人は鼻水やかゆみ、くしゃみ、呼吸困難などの症状が現れます。以下に主なアレルゲンのカテゴリと特徴をまとめました。

動物性アレルゲン

家庭内で最も一般的なのはペットです。犬や猫の毛そのものが原因ではなく、唾液中のたんぱく質が毛や皮膚に付着してアレルゲンとなります。ハムスターやモルモットなど小動物の尿にもアレルゲンが含まれます。家具やカーペットに付着したアレルゲンは、ペットがいなくなっても数週間から数か月残存することがあります。

食物性アレルゲン

食べ物は美味しくても、アレルギーを持つ人にとっては命に関わる危険があります。米国ロチェスター医療センターの調査によると、食物アレルゲンの約90%は乳、卵、小麦、大豆、木の実、ピーナッツ、魚介類に由来します。子どもは特に卵、乳、ピーナッツに反応しやすく、嘔吐、腹痛、呼吸困難、蕁麻疹、口腔内の腫れなどの症状が出ます。多くは年齢とともに自然に改善しますが、木の実や甲殻類、ピーナッツのアレルギーは生涯続くことがあります。

環境性アレルゲン

日常生活の中で空気中に漂う花粉や、家庭内に潜むダニが代表的です。花粉は屋外での散歩や庭作業で吸い込むだけで症状を引き起こすことがあります。ハウスダストダニは肉眼では見えない微小生物で、湿度と温度が高い環境を好みます。人の皮膚のフケをエサにし、排泄物がアレルゲンとなります。主な症状は喘息や皮膚のかゆみです。対策としては、マットレスや枕にダニ対策カバーを使用し、定期的に洗濯・掃除することが有効です。

昆虫刺傷

スズメバチやミツバチ、アリなどに刺されると、毒がアレルゲンとして働き、軽度のかゆみや腫れから、舌や喉の腫れ、めまい、頭痛、呼吸困難、最悪の場合はショックや意識消失に至ることがあります。刺されると体内でIgE抗体が生成され、これが過剰に反応するとアレルギー症状が悪化します。重篤な症状が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。

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