子どもの犬アレルギー対策とおすすめ犬種
ペットは子どもにとって友達であり、責任感や尊敬の心を育む大切な存在です。しかし、米国では1億頭以上のペットが飼われており、アレルギー患者の15〜30%が猫や犬に対して症状を示します。アレルギーは免疫系の過敏反応で、くしゃみ、目のかゆみ・涙、咳、頭痛などが典型的な症状です。
犬アレルギーの原因
多くの人は犬の毛が原因だと考えがちですが、実際には犬の皮膚が産生するたんぱく質が主なアレルゲンです。このたんぱく質は毛、唾液、尿に含まれ、空気中に拡散します。定期的に入浴やトリミングを行う犬は、毛に付着するアレルゲンが少なくなります。
「アレルギーが出ない」犬は本当にいるのか
一部の犬種は他よりアレルギーを引き起こしにくいとされていますが、すべての犬がたんぱく質を産生するため、完全に無アレルゲンな犬は存在しません。抜け毛が少ない犬種は、アレルゲンの拡散量が減少するため、症状が軽くなることがあります。
アレルギー反応の違いは、たんぱく質の種類、抜け毛の量、入浴頻度、室内の清掃状況、さらには犬の体格までさまざまな要因で左右されます。
抜け毛が少ない犬は、アレルギーを持つ子どもにとって選択肢となりますが、需要が高まる中で「デザイナーブリード」と呼ばれる交配種が増えています。米国ケネルクラブは、コートの特性が予測できないため、こうした犬種の飼育は推奨していません。
子どもに適した犬種(米国ケネルクラブ推奨)
- ビション・フリーゼ
- ベドン・テリア
- 中国クレステッド
- アイリッシュ・ウォーター・スパニエル
- ケリー・ブルー・テリア
- マルチーズ
- プードル
- ポルトガル・ウォーター・ドッグ
- スナウザー
- ソフト・コーテッド・ウィートン・テリア
- ゾロ・イツキントリ(メキシコ・ヘッドレスドッグ)
子どもの犬アレルギー症状を軽減する方法
- 犬を子どもの寝室に入れない。
- 高性能HEPA空気清浄機を使用する。
- 寝具はこまめに洗濯し、アレルゲンを除去する。
- 就寝前に子どもの体を洗い、付着したたんぱく質を落とす。
- 頻繁に掃除し、可能ならカーペットを撤去する。
- 犬は週に1回以上入浴させる。
子どものアレルギー検査と治療
子どもがペットにアレルギーかどうかは、必ず検査で確認しましょう。犬が原因と判断されても、実はほこりがアレルゲンであるケースもあります。犬は床に近い位置を移動するため、ほこりの運び手になることがあります。定期的な入浴でほこりも除去できます。
犬アレルギーが確認された場合でも、適切な薬物療法やスプレー、吸入器の使用、徹底したハウスクリーニングを組み合わせることで、症状を大幅に軽減し、家族で犬を飼うことが可能です。
