ペットのフケ(ダンダー)アレルギーの症状と対策
ペットの皮膚から剥がれ落ちるフケ(ダンダー)に含まれるたんぱく質に過敏になると、年間を通じて皮膚や呼吸器に症状が出ます。掃除や掃除機が症状緩和に役立つこともありますが、根本的な治療にはアレルギー専門医の受診が必要です。
呼吸器症状
- 目のかゆみ、鼻水・鼻づまり、鼻腔の圧迫感、咳、喉の痛みや違和感、喘鳴(ぜんめい)、胸の圧迫感などが現れます。
- 重症例では呼吸困難、気道閉塞、アナフィラキシーショックを引き起こすことがあります。アナフィラキシーは全身性の急性反応で、顔や喉の腫れ、激しい不安感、心拍数増加、心不整脈などがみられ、迅速な救急処置が必要です。
皮膚症状
- じんま疹、かゆみのある斑点、赤み、湿疹、皮膚炎などが起こります。ペットが体をこすりつけたり、舐めたり、爪で引っ掻くと症状が悪化することがあります。
- 軽度の場合は市販の抗ヒスタミン薬(例:ベナドリル)で緩和できますが、重症例はステロイドや抗生物質の外用薬が必要になることがあります。皮膚症状が続く場合は医師に相談してください。
その他の症状
- めまい、倦怠感、筋肉痛、頭痛、下痢、吐き気、胃痛、無気力感など、呼吸器・皮膚以外にも様々な全身症状が出ることがあります。
- これらの症状がペットと関連していると感じたら、必ず医師に相談し、適切な検査と治療を受けましょう。
予防策
- 根本的な予防はアレルゲンとなる動物との接触を避けることです。ペットを家から移す、もしくは寝室や作業スペースをペットの立ち入り禁止にするなどの対策が考えられます。
- ただし、ペットを手放す前にアレルギー専門医で正確な診断を受け、他のアレルゲン(ほこりや花粉など)である可能性も検討してください。
治療法
- 市販・処方の抗ヒスタミン薬、去痰薬、点眼薬・鼻スプレーなどの薬物療法から、アレルゲン免疫療法(定期的な注射)やステロイド治療まで、症状に合わせた多様な選択肢があります。
- 医師は複数のアレルギーテストを実施し、最適な治療計画を提案します。症状の経過や発症状況は日々記録しておくと、診断・治療に役立ちます。
定期的な診察と適切な環境管理で、ペットとの快適な生活を維持しましょう。
