アルツハイマー病に対する抗ヒスタミン薬治療の可能性

2006年にラチェル・ドゥーディ医学博士らが実施した研究は、抗ヒスタミン薬がアルツハイマー病の治療に有効かどうかという議論を呼び起こしました。結果は期待できるものの、実際に治療薬として使用できるかどうかは、さらに多くの研究が必要です。

使用された薬剤

  • ロシアで開発された抗ヒスタミン薬「ディメボン」。現在は市場から撤退しています。

資金提供

  • 本研究はディメボン製造元であるMedivation社の資金提供を受けて実施されたため、結果の解釈には慎重さが求められます。

対象者

  • 軽度から中等度のアルツハイマー病と診断された男女183名を対象にしました。そのうち155名が試験を完了しました。

主な結果

  • プラセボではなくディメボンを投与されたすべての参加者で、認知機能の改善が認められました。

謎めいた点

  • 従来の研究では、βアミロイドを体内から除去することが治療の鍵と考えられていますが、ディメボンはβアミロイドを増加させながらも症状改善を示しました。

注意事項

  • MedPage Todayによれば、ディメボンは抗ヒスタミン薬として米国食品医薬品局(FDA)の承認を受けていません。また、アルツハイマー病治療薬としてもまだ実験段階であり、承認はされていません。

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