末期アルツハイマー病のケアと対応

アルツハイマー病は根治できず、進行すると致命的です。末期になると、患者はベッドから離れられず、意思疎通も困難となり、介護者への全面的な依存が必要になります。できるだけ快適に過ごせるよう配慮することが重要です。

ホスピスケア

米国の精神医療サービスによれば、ホスピスの利用には「余命6か月未満」の予後が必要とされていますが、末期アルツハイマー病にこの基準を適用するのは難しく、議論の余地があります。

末期の兆候

末期患者は、以前は認識できた身近な人さえも認識できなくなります。多くは寝たきりとなり、関節拘縮や肺炎、尿路感染、脱水、栄養不良、褥瘡(じょくそう)などが主な死因とされています。

疼痛管理

疼痛は患者が言葉で伝えられないため、見落とされがちです。アセトアミノフェンの使用は可能ですが、長期使用は肝障害のリスクがあるため注意が必要です。

栄養・摂食

この段階では、食べ方を忘れたり、嚥下機能が低下したりします。食欲がなくなる患者も多く、食事の介助が必要です。誤嚥防止のため、薄い液体は避け、適度な水分を含んだ食塊を与え、座位を保つようにします。

注意点

終末期になる前に、家族と本人の希望を十分に話し合うことが重要です。また、疼痛緩和や摂食方法を始める際は、必ず主治医と相談してください。

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