認知症スクリーニングでよくある質問例と評価項目

認知症、特にアルツハイマー型認知症のスクリーニングでは、以下のような質問や課題がよく用いられます。

時間・場所(Orientation)

- 今日の日付は?
- 今は何月ですか?
- 今年は何年ですか?
- 現在、どこにいますか?
- この場所はどこですか?

記憶(Memory)

- 先ほどお話しした3つの物の名前を思い出せますか?
- 今日の朝食は何を食べましたか?
- 昨日は何をしましたか?

言語(Language)

- 私が言う「赤い皮、黄色い皮」を繰り返せますか?
- これ(ペンや時計)を何と呼びますか?
- 「小銭を貯めるは小銭を得る」とはどういう意味ですか?

注意・集中(Attention and Concentration)

- 10から1まで逆に数えてください。
- 数字の列を前向きに、次に逆向きに繰り返してください。
- 「world」や「tree」などの単語を逆さに綴ってみてください。

視空間認知(Visuospatial Skills)

- 時計の文字盤を描いてください(数字を入れる)。
- 簡単な幾何学模様をコピーしてください。
- 複数の画像の中で、他と違うものを指摘してください。

問題解決(Problem‑Solving)

- 1桁の引き算など、簡単な計算問題を解いてください。
- 日常的な仮定の問題に対して、どのように対処するか説明してください。

実行機能(Executive Functioning)

- お茶やコーヒーを入れる手順を計画し、実行してください。
- 社会的状況や仮想シナリオについて判断を下してください。

日常生活能力(Functional Abilities)

- 金銭管理、薬の服用、料理、運転、家電の使用など、日常生活の各項目について自立度を尋ねます。

主な評価ツール

医療従事者は、上記の質問に加えて、以下のような標準化されたスクリーニング検査を用いることがあります。
- Mini‑Mental State Examination(MMSE)
- 時計描画テスト(Clock Drawing Test)
- Montreal Cognitive Assessment(MoCA)

認知症のスクリーニングは、必ず資格を有する医療専門家が実施すべきです。また、認知症の診断には、包括的な評価と医療チームによる検討が必要です。

認知症 - 関連記事