膝窩動脈瘤の症状と治療法
発症年齢と頻度
膝窩動脈瘤は主に60代・70代の患者に見られ、半数以上が両側性です。また、腹部大動脈瘤を合併するケースは全体の20〜40%です。
原因
原因は明確ではありませんが、遺伝的要因や炎症がリスクを高める可能性が示唆されています。
症状
患者の約3分の2が症状を訴えます。主な症状は足の血行不良(虚血)、神経・静脈・結合組織の圧迫、深部静脈血栓症、むくみ(浮腫)などです。
診断方法
医師の診察に加えて、超音波検査で膝窩動脈瘤を確認します。超音波は瘤の大きさや血栓の有無も評価できます。
治療
多くの場合、外科手術が必要です。足に切開を行い、瘤を除去し、静脈を用いて動脈を再建します。場合によってはステントでの再建が選択されます。
合併症
治療せずに放置すると、血栓ができて下肢の血流が遮断され、虚血や壊死(壊疽)を引き起こす恐れがあります。血栓は全体の55%、塞栓は7〜25%の患者で認められます。重度の虚血・血栓・塞栓が起こると、足の切断が必要になることがあります。
