リウマチ疼痛の緩和方法
リウマチによる疼痛は関節炎の増悪や筋肉の痛み、長年の関節損傷、動作による痛みなど様々な原因で起こります。長期間にわたる疼痛は感情面やストレスを悪化させ、症状がさらに強く感じられることがあります。痛みは肩など単一部位に限られることもあれば、手の関節など複数部位に広がることもあります。完治は難しいものの、適切な治療で痛みを軽減することは可能です。
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
イブプロフェン(商品名:アドビル、モトリン)やナプロキセン(アレブ)など、市販のNSAIDsがあります。痛みが強い場合は医師が処方する強力なNSAIDsを使用することもありますが、長期使用は胃潰瘍や心血管障害、肝腎障害のリスクがあるため、医師と相談の上、適量を守って使用してください。
カプサイシンクリーム
唐辛子のカプサイシンから作られるクリームは、塗布時に軽い灼熱感があります。指や肘、膝など皮膚に近い関節に効果的です。カプサイシンは痛みを伝える神経伝達物質の放出を抑制します。代表的な製品は「カプザシン」や「ゾストリックス」。効果が現れるまでに2週間程度かかることがあります。
鎮痛リップ(痛み止め軟膏)
サリチル酸塩を含む軟膏は、アスピリンと同様の成分で関節の炎症と痛みを和らげます。商品例は「ベンゲイ」「アスパークリーム」「スポーツクリーム」などです。アスピリンアレルギーや抗凝固薬を服用中の方は、医師の指示がない限り使用を避けてください。
温熱・冷却療法
温熱パッドや温かいシャワー、入浴は血流を促進し痛みを緩和します。激しい痛みの場合は氷嚢や冷水浴で冷やすと効果的です。「バイオフリーズ」などの冷感ジェルも一時的に痛みを和らげます。ただし、循環障害や感覚麻痺がある場合は使用を控えてください。
貼付剤(パッチ)
ジクロフェナクエポラミン(商品名:フレクター)やリドカイン貼付剤(リドデルム)など、痛み部位に直接貼るタイプの薬があります。関節炎の痛みにも処方されることがありますが、使用前に医師と相談してください。
適度な運動
運動は筋力と関節の柔軟性を高め、エンドルフィンという自然の鎮痛物質の分泌を促します。激しいランニングなど痛みを悪化させる可能性のある運動は避け、スイミングやエアロバイクなどの軽い運動を取り入れましょう。無理をせず、徐々に負荷を上げることが大切です。
