ナイトシェード属植物と関節炎の関係
ナイトシェード植物
ナイトシェード科(Solanaceae)に属する植物は約2,800種存在し、ジャガイモ、トマト、ピーマン、唐辛子、ナス、サクランボ、グラウンドチェリー、ハックルベリーなどが含まれます。一方、サツマイモ、ヤムイモ、黒胡椒、白胡椒、アボカドは同じ目に属しますが、関節炎への影響は報告されていません。
害を及ぼす可能性
ナイトシェード植物にはアルカロイドが含まれますが、食用部位の濃度は低く、加熱調理によりさらに減少します。多くの人は問題なく摂取できますが、アルカロイドに対する感受性が高い人は関節の炎症や痛みを感じることがあります。これはアレルギー反応ではなく、感受性によるものと考えられています。
アルカロイドと関節炎
アルカロイドは窒素を含む化合物で、ニコチンやキニーネ、コカイン、モルヒネなど様々な作用があります。研究者は、ナイトシェードに含まれるステロイド系アルカロイドが骨からカルシウムを奪い、関節炎を悪化させる可能性を指摘しています。そのため、関節炎や痛風などの変形性関節疾患を抱える人は、症状の変化を確認するためにナイトシェードを食事から除外することが推奨されています。
研究状況
ワシントン大学の「Diet and Arthritis」(2006年)では、特定の食品が関節炎を直接引き起こすという肯定的な証拠は示されていません。ナイトシェードと関節炎の関連は報告されていますが、因果関係は未確認です。ジョナサン・V・ライト医師(「Degenerative Arthritis」)は、アルカロイド感受性が問題であり、実験的に除去した場合でも効果が現れるまでに3〜4か月かかることを指摘しています。
結論
食事の変更は必ず医師と相談してください。ナイトシェード食品を急に排除すると、必要なビタミンやミネラルが不足し、別の健康問題を招く恐れがあります。現在の健康状態や既往症に応じて、医療専門家の指導のもとで適切に判断しましょう。
