肩関節炎に対する作業療法の活用法

作業療法士とは

作業療法士(OT)は、様々な外傷や疾患を抱える人が、仕事や日常生活の動作をより効果的に行えるよう支援する専門家です。病院やクリニックだけでなく、大手企業に常勤のOTが配置されていることもあります。重度の症例では、訪問介護事業者が自宅や職場へOTを派遣し、治療や指導を行います。肩関節炎で日常動作に支障がある場合は、主治医やリウマチ専門医に作業療法士への紹介を依頼してください。

作業療法の流れ

初回セッションでは、作業療法士が医療記録を確認し、患者さんの状態を評価します。肩関節炎で特に困っている動作(入浴、着替え、食器洗い、掃除、料理など)を伝えると、痛みや腫れを軽減するための新しいやり方を提案します。例えば、腕や肩の位置を調整し、家事中の負担を減らす方法や、適切な休憩タイミングの設定などです。

専用機器の活用

作業療法士は、肩関節炎患者の生活を楽にするための専用機器を提案します。例えば、腕を高く上げずに作業できるようスリングを使用することで痛みや腫れを抑えられます。長い柄や爪状のハンドルが付いた道具は、高い棚やキャビネットの物を取り出す際に肩への負担を軽減します。運転中に首を回す動作は肩に負担がかかるため、広角ミラーを使用して視界を確保することが推奨されます。また、トイレでの動作が困難な場合は、長柄のトイレットペーパー保持具などを利用すると便利です。

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