肩関節カプセル炎(凍結肩)の理学療法とリハビリテーション
凍結肩とその原因
凍結肩は肩関節を包む関節包が瘢痕化・肥厚し、可動域が制限または喪失する状態です。糖尿病患者や慢性関節炎のある方に多く見られます。また、肩をほとんど使わない人や、肩周辺や胸部の手術後にも発症しやすくなります。
治療法
医師は薬物療法と理学療法を組み合わせて治療します。ステロイド系抗炎症薬(コルチゾン)や、超音波治療で関節包の炎症を抑えた後、理学療法を開始します。
理学療法の具体的内容
凍結肩の理学療法は長期間にわたり、可動域が回復した後も継続が推奨されます。完全な可動域回復には約3か月かかり、全ての可動域が戻らないこともあります。
以下のエクササイズが特に有効とされています。
壁登りエクササイズ
手のひらを壁に付け、指先で壁を「登る」ように上へ上へと伸ばします。指を止めて約30秒キープし、徐々に高さを上げていきます。1日数回、痛みが軽減したら継続してください。
コドマンエクササイズ
椅子に横向きに座り、腋の下を椅子に乗せて腕をゆっくり円を描くように回します。回すたびに円の大きさを大きくし、頭上にあるものに手を伸ばす動作も取り入れます。急な動作は避け、1日2〜3回行うことが推奨されます。
これらのエクササイズは炎症が落ち着いた後も継続し、再発防止と肩の機能回復を目指します。
