関節リウマチと股関節の痛みと対策
関節リウマチ(RA)は、免疫系が自己の関節を攻撃することで発症し、関節に激しい痛みと炎症を引き起こします。股関節も影響を受ける部位のひとつです。
股関節の構造
股関節は大腿骨と骨盤が球状に接合した関節で、滑らかな動きを支える軟骨と滑液が重要です。感染や血流障害が起こると、軟骨が損傷し滑液が減少、筋肉や腱の滑走が阻害されて痛みが生じます。
放散痛
股関節に炎症があると、痛みが大腿部や膝に放散することがあります。実際に股関節自体の痛みを感じにくく、他の部位に痛みが出るケースが多いです。
痛みが悪化する状況
歩行や立位、体を動かす際に痛みが増すのは、股関節そのものに問題があるサインです。感染、筋肉の損傷、炎症などが原因で、動作時に痛みが顕著になります。
朝の痛み
朝起きたときに股関節の痛みが強く、時間とともに和らぐ場合、RAだけでなく変形性関節症や全身性エリテマトーデス(SLE)などの可能性があります。
大転子滑液包炎(トロカンテリック・バルシティス)
RA患者は大転子付近の滑液包が炎症を起こす「大転子滑液包炎」を併発しやすいとされています。滑液包は関節の外側にある液体で満たされた袋で、炎症が起きると激しい痛みと圧痛が出ます。
症状が続く場合は専門医の診断を受け、適切な治療を行いましょう。
