頸椎椎間板の膨らみ(ヘルニア)とその対処法
ヒトの脊椎は頸椎・胸椎・腰椎の3つの部位に分かれます。頸椎は頭部と直接つながる上部7個の小さな骨から構成され、外部からの衝撃(例:むち打ち)に対して保護が少ないため傷つきやすいです。頸椎椎間板が膨らむ(ヘルニアになる)と、神経が圧迫され痛みやしびれが生じることがありますが、必ずしも治療が必要になるわけではなく、加齢とともに自然に起こることも多いです。
症状
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腕や手、時には脚にしびれや感覚低下が現れます。これは椎間板が神経根を圧迫しているサインです。
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腕に放散する痛みや、首(頸部)の痛み・違和感も典型的な症状です。
機能と原因
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椎間板は衝撃吸収材として脊柱を保護します。加齢による摩耗や、外傷(むち打ちなど)で椎間板の中心部(髄核)が外側へ押し出され、周囲の組織や神経を圧迫します。
診断方法
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MRI(磁気共鳴画像)やCT(コンピュータ断層撮影)は軟部組織や骨の状態を詳細に映し出します。
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レントゲンは骨の配列を確認するのに用いられます。
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ミエログラムは造影剤を脊髄腔に注入し、神経根の圧迫をX線で可視化します。
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筋電図(EMG)や神経伝導速度検査は筋肉と神経の電気的反応を測定し、神経障害の有無を評価します。
非手術的治療
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安静やベッドレストに加え、温熱・冷却パック、マッサージ、ストレッチ、頸部牽引、姿勢矯正トレーニングが有効です。
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理学療法士が個々の症状に合わせて治療プランを作成し、頻度や内容を指導します。
手術療法
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症状が重度で保存的治療が効果を示さない場合、手術が検討されます。
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前方頸椎椎間板摘出術(Anterior Cervical Discectomy)は、首の前側に小切開を入れ椎間板を除去します。
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経皮的椎間板摘出術は、後方からアクセスする手術です。
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人工椎間板置換術では、除去した椎間板を人工ディスクで置き換えます。
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最小侵襲手術として、顕微鏡や内視鏡を用いたマイクロエンドスコピー椎間板摘出術があります。
