頸部の多レベル変性椎間板疾患とは
特徴
頸部の多レベル変性椎間板疾患は、複数の椎間板が同時に変性する状態です。腰部の変性椎間板疾患に比べ、頸部は通常、背中ほどの圧力や日常的な負荷を受けにくいため、発症頻度は低いとされています(整形外科医ピーター・ウルリッヒ氏)。
原因
主な原因は、転倒や外傷、交通事故、滑りやねじれなどによる頸部への衝撃です。また、加齢に伴う自然な摩耗も関与します。
症状
頸部の硬直だけでなく、首だけでなく腕や肩にまで及ぶしびれ、感覚鈍麻、筋力低下が見られることがあります。症状の出現部位や重症度は、圧迫された神経根や関与する椎間板の数によって異なります。
診断
診断は問診と身体検査から始まります。頸部の可動域や伸展力を評価し、動作時の痛みの変化を確認します。疑いがある場合は、MRI、X線、CTなどの画像検査を実施し、変性椎間板疾患か他の疾患(関節炎等)かを判別します。
治療法
まずは非外科的治療で症状緩和を目指します。アイシング・温熱療法、抗炎症薬・鎮痛薬、理学療法、そして首の柔軟性を保つストレッチやエクササイズが中心です。運動プログラムは医師や専門セラピストが個別に設計し、再損傷を防ぎます。これらで効果が不十分な場合は、外科的手術が検討されます。
