デュアルインクラインメーターの使い方
デュアルインクラインメーターは、関節可動域を測定する装置です。可動域低下の主な要因の一つは背部の怪我であり、2009年の米国労働統計局の報告によれば、背部損傷に関わるケースは195,150件ありました。主な原因は、重いものを持ち上げる際のねじりや、伸ばしながらの持ち上げ、長時間の座位などです。医療従事者は正確な可動域測定のためにデュアルインクラインメーターを使用します。機種は様々ですが、測定手順は共通しています。
使用手順
被験者を平らな床の上に立たせ、腕を体側にまっすぐ伸ばした状態(0度)にします。
インクラインメーターの「Zero」ボタンを押し続け、ディスプレイがすべて0になるまで保持します。装置は「リーダー」と「ベース」の2部構成で、リーダーに測定値が表示されます。
リーダーを被験者の頭部の上部または基部に手で固定します。バンドが付属している場合は、バンドで固定してください。
ベースを背骨上部の中心付近に、自由な手で置きます。バンドが付いていなければ手で保持します。
上部デバイスの「Start」ボタンを押し、被験者に膝を曲げずにつま先方向へできるだけ前屈させてもらいます。
ディスプレイに表示された数値を記録します。「Hold」ボタンがある場合は、押し続けて数値を固定すると便利です。
装置を再度ゼロ設定し、被験者を元の立位(中立姿勢)に戻します。
同様の手順(3〜7)を後屈、側屈、回旋の各方向でも繰り返します。
