かかとの腫れ(足底線維腫・ハグルンド変形・後方滑液包炎)の原因と靴が擦れるときの痛み

足底線維腫(Plantar fibroma)

足底線維腫は、かかとの裏側にできる小さな線維性の腫瘤です。圧迫されると不快感や痛みを伴い、靴を履くと特に痛むことがあります。通常は良性で、クッションやインソールで圧力を分散させる保存的治療が有効です。痛みが強い場合は、外科的に除去することも検討されます。

ハグルンド変形(ポンプバンプ)

ハグルンド変形は、かかとの後部にある骨の突出部が肥大し、靴のかかと部分と擦れることで炎症や痛み、腫れを引き起こす状態です。きつい靴や硬いヒールカウンターを長時間履くことが主な原因です。症状としては、かかと部の疼痛・圧痛、赤み、硬いしこりが触知されます。治療は、靴の調整、クッション材の使用、理学療法などの保存的アプローチが中心で、効果がない場合は手術が必要になることがあります。

後方滑液包炎(Retrocalcaneal bursitis)

後方滑液包炎は、腱や骨と筋肉の間にある滑液包が炎症を起こす疾患です。過度の圧迫や摩擦により滑液包が腫れ、かかとの後部に痛みと腫れが生じます。歩行やランニング時の疼痛、かかとのこわばり、触診での圧痛が主な症状です。主な治療はRICE(安静・氷冷・圧迫・挙上)と鎮痛薬、理学療法です。症状が続く場合は、穿刺や手術が検討されます。

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