椎骨血管腫の治療法とは?

椎骨血管腫は、脊椎周囲の血管が異常増殖する良性腫瘍で、通常は1〜2椎体に限局します。多くの場合無症状ですが、症状が出る場合は背部痛が最も一般的で、続いて腰部や脚の脱力感が見られます。適切な診断と治療により、症状の改善が期待できます。

診断

医師が椎骨血管腫を疑うと、まずレントゲン撮影を行います。所見が疑いを支持すれば、CT検査やMRI検査を実施し、腫瘍の位置・大きさ・形状を詳細に評価します。これらの検査はすべて非侵襲的で安全です。

血管内塞栓術(エンドバスキュラー・エンボリゼーション)

CT画像をガイドに、カテーテルを血管内へ挿入し、血管を閉塞させる薬剤を注入します。これにより血流が遮断され、血管腫の増大や症状の進行を防ぎます。入院は通常2日間程度です。

絶対エタノール注入(デベアスキュラー化)

絶対エタノールを腫瘍内部に注入し、供給血管の毛細血管を破壊します。腫瘍が完全に壊死することを目的とし、必要に応じて複数回の治療が行われます。

放射線療法

外部から高エネルギーの放射線を照射するか、体内に放射性物質を注入して腫瘍細胞を破壊します。良性腫瘍であるため、合併症の発生率は低く、安全性が確認されています。

外科手術

上記の低侵襲的治療が効果を示さない場合、外科的に腫瘍を除去または切除します。手術後の回復期間は長く、合併症リスクも高まりますが、根本的な除去が可能です。

治療法は症状や腫瘍の大きさに応じて選択されます。担当医と相談し、最適なプランを決定してください。

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