破裂した椎間板とは何か?原因・症状・診断・治療の全貌

椎間板ヘルニア(破裂した椎間板)は、急激な激しい痛みを引き起こすことがありますが、自然に治癒するケースも多く、手術と同等の回復が期待できることがあります。痛みが始まってから約6か月で自然に縮小し、再発しないこともあります。

原因は?

破裂した椎間板は、椎間板が損傷したり、変性したりした結果として起こります。加齢に伴う通常の摩耗や、過度な負荷がかかることで発生しやすく、背骨のどの部位でも起こりますが、特に下部腰椎で頻繁に見られます。

痛みの症状

症状は椎間板の位置により異なります。頸部に破裂がある場合は、腕や肩、胸部に痛みが走ります。一方、腰部に破裂があると、脚に痛みが放散することが多いです。神経が圧迫されていない限り、無症状のケースもあります。

神経症状

椎間板が神経を圧迫すると、圧迫された神経支配領域に痛みやしびれが生じます。坐骨神経が圧迫されると、臀部から脚の裏側にかけての痛み(坐骨神経痛)や、筋力低下、排尿・排便障害、ピンと刺すような感覚(しびれ)が現れます。

診断方法

診断には、詳しい問診・既往歴の確認、感覚テストや筋力テストを含む身体診察が必要です。さらに、CT、MRI、椎間板造影(ディスコグラム)などの画像検査で破裂部位を特定します。

治療法

治療は痛みの程度や生活の質、破裂の範囲に応じて選択します。軽度の場合は自然治癒を待つだけで改善することがあります。抗炎症薬、軽い運動、理学療法を組み合わせることで症状をコントロールできるケースも多いです。重度で神経症状が強い場合は、腰部ミクロ椎間板切除術(ラミナミクロディスケクトミー)などの手術が検討されます。

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