平均赤血球容積(MCV)の概要と臨床的意義
Mean Cell Volume(MCV)は、体内の赤血球の平均容積を示す指標です。医師は貧血の診断や評価のために血液検査でMCVを測定します。
MCVの役割
MCVは赤血球のサイズを測定し、ヘモグロビンが運ぶ酸素量に影響します。正常範囲は86〜98フェムトリットル(fL)で、これを外れると貧血の可能性が示唆されます。
MCVの算出方法
従来は以下の式で計算されました。
MCV = (ヘマトクリット × 10)÷ 赤血球数(×10⁶/µL)
現在はAdviaなどの自動血球分析装置が直接測定し、より正確な数値を提供します。
MCV異常と貧血の種類
大球性貧血(MCVが高い)は、ビタミンB12・B6欠乏、アルコール依存、葉酸欠乏、吸収障害などが原因です。
小球性貧血(MCVが低い)は、鉄欠乏、ビタミンB6欠乏、胃腸の吸収不良が主な要因となります。
