血小板阻害薬のモニタリング方法

血小板阻害薬のモニタリング手順

血小板は骨髄で産生され、止血に不可欠です。血小板数が多いと血液は速く凝固し、少ないと凝固が遅くなります。心筋梗塞などの治療では、血管閉塞を防ぐために血小板数を意図的に低く保ちます。そのため、血小板阻害薬の効果と投与量を評価するために血小板数と凝固時間を定期的に測定する必要があります。

手順

  1. 血液採取と前処理
    • 採血部位(肘の内側や手背)を消毒し、止血帯を上方に巻いて静脈を拡張させます。
    • 針を静脈に慎重に挿入し、抗凝固剤としてクエン酸ナトリウムが入った採血管に血液を採取します。採取後は再度消毒し、止血します。
  2. プロトロンビン時間(PT)検査
    • 患者の血漿にトロンボプラスチンを加え、プロトロンビンをトロンビンに変換させます。
    • 37℃の温水浴で1〜2分温め、クエン酸ナトリウムを中和するために塩化カルシウムを加えます。
    • 塩化カルシウムを加えた瞬間から血漿が固まるまでの時間を測定し、PT値とします。正常範囲は11〜15秒です。
  3. 血小板数と凝固時間の評価
    • 血液1μLあたりの血小板数を測定します。正常範囲は150,000〜400,000個です。
    • 血小板阻害薬の効果が高いほど血小板数は低下し、凝固時間は延長します。凝固時間が30秒以上になると出血リスクが高まります。

以上の手順に従い、定期的に血小板数とPTを測定することで、血小板阻害薬の適切な管理が可能となります。

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