悪性貧血の兆候と症状

悪性貧血(ペルニ貧血とも呼ばれる)は、自己免疫疾患で、体がビタミンB12を吸収できないために起こります。B12欠乏により赤血球が減少し、さまざまな症状が現れます。多くは数十年かけて徐々に発症し、30歳未満で診断されることは稀です。診断は60歳以上の患者に多く見られます。本稿では、悪性貧血の代表的な兆候と症状をご紹介します。

疲労感

最も一般的な症状は疲労感です。赤血球が不足すると酸素供給が低下し、体全体がエネルギー不足に陥ります。その結果、息切れや立ち上がったときのめまいを伴うことがあります。

運動失調(不器用さ)

ビタミンB12欠乏は神経障害を引き起こし、歩行不安定やバランス感覚の低下、手足のしびれなどが現れます。進行すると反射が鈍くなり、日常生活で不器用さを感じやすくなります。

胃腸の不調

食欲不振、吐き気、嘔吐、胸やけ、便秘や下痢、体重減少といった胃腸症状が報告されています。これらはビタミンB12の吸収障害と関係しています。

心臓への負担

酸素供給が不足すると心臓は血液を循環させるために余分な努力を強いられます。その結果、心雑音や不整脈、重症例では心肥大や心不全に至ることがあります。

精神的混乱

重度のB12欠乏はうつ状態、記憶障害、認知症、混乱といった精神症状を引き起こすことがあります。これは脳細胞への酸素供給が不十分になるためです。

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