症状

リウマチ因子は、関節リウマチやシェーグレン症候群などの自己免疫疾患に伴って産生されます。関節リウマチの場合、関節の痛みや腫れ、赤く腫れた手、腕の皮下に硬いしこり、倦怠感、体重減少などが見られます。シェーグレン症候群では、目や口の乾燥、膣の乾燥、関節の痛み・こわばり、関節の腫れ、乾性咳嗽、皮疹、疲労感などが主な症状です。

リウマチ因子検査

リウマチ因子検査は、血液中のリウマチ因子の量を測定します。主に関節リウマチやシェーグレン症候群の診断に用いられ、関節リウマチ患者の約80%、シェーグレン症候群患者はほぼ全員が陽性となります。検査結果は陽性/陰性や、因子の高低で示されます。

関連疾患

リウマチ因子が高値になることがある疾患として、全身性硬化症、がん、肝硬変、炎症性肺疾患、慢性感染症などがあります。また、エイズ、白血病、肝炎、結核、心内膜炎などでも血中リウマチ因子が上昇します。

留意点

リウマチ因子が高くても関節リウマチでない人がいます。医師は身体診察、病歴、他の検査結果を総合的に判断して診断します。症状がなくても因子が高い場合、将来的に関節リウマチを発症するリスクがあることも知られています。

治療法

関節リウマチなどリウマチ因子が高い疾患の治療には、アドビルやアレーブなどの鎮痛・抗炎症薬がまず使用されます。ステロイド(プレドニゾン)は関節破壊を抑制し症状を速やかに改善しますが、副作用があるため短期間の使用に限ります。薬物療法で効果が不十分な場合は、関節置換術や腱修復手術など外科的治療が検討されます。