輸血反応時の対処手順

輸血後に起こる血液溶血性輸血反応は、患者の免疫系が輸血された血液成分を攻撃する重篤な状態です。寒気、発熱、発疹、意識障害などの症状が現れ、速やかな対応が患者の予後に大きく影響します。

  1. 輸血を直ちに中止する

    症状を認めたら、すぐに近くの医療従事者に連絡し、輸血を止めます。これにより、患者がさらに不適合な血液を受け取るリスクを防ぎます。

  2. 患者の評価

    看護師または医師が、体温、血圧、心拍数などのバイタルサインを測定し、輸血前に記録された値と比較します。また、発疹、寒気、めまい、失神などの明らかな症状も確認します。患者の身元情報と血液製剤のラベルが一致しているかも再確認します。

  3. 医師への相談・診断

    看護師の判断だけでなく、必ず医師が診断を下します。必要に応じて抗ヒスタミン薬、静脈内輸液、鎮痛剤、ステロイドなどを投与し、症状緩和を図ります。

  4. 輸血後の検査

    血液容器、包装、チューブ類は血液銀行へ返送し、血液型・抗体の再検査や培養検査を実施します。患者に対しても血液型や抗体の再確認を行い、尿検査などで将来の不適合リスクを評価します。

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