腓骨骨折の治療方法
下腿は脛骨(けいこつ)と腓骨(ひこつ)で構成されています。腓骨は細く長い骨で、上端は膝関節、下端は足関節に接続しています。体重を支える役割はほとんどなく、やや曲がった形状をしています。激しいふくらはぎのねじれや足首の捻挫により、腓骨は骨折しやすくなります。
骨折の種類
- 複合骨折(開放骨折):骨が皮膚や筋肉を突き破って外に出る。
- 単純骨折:骨が折れるが皮膚は破れない。
- 完全骨折:骨が二つ以上の断片に分かれる。
- 不完全骨折(ひび割れ):骨にひびが入る程度で、断片化はしない。
単純骨折の治療
単純骨折の場合、医師はギプスで下腿を固定したり、エラスティック製のサポーターで固定します。
複合骨折・完全骨折の治療
複合骨折では骨が皮膚や筋肉を貫通するため、創部の清浄と縫合が必要です。完全骨折で骨が粉砕された場合は、外科的に骨を整復し、プレートやスクリューで固定する手術が行われます。
不完全骨折(ひび割れ)の対処法
不完全骨折は、足を高く上げて安静にし、20分ごとに氷で冷やすことが基本です。患部の腫れや痛みが強い場合は、温熱療法(温浴、温熱パッドなど)を併用すると症状が和らぐことがあります。
疼痛管理と薬剤
痛みの程度に応じて、医師は鎮痛剤を処方することがありますが、通常は市販の解熱鎮痛薬(アセトアミノフェンやイブプロフェン)で十分です。炎症が強い場合は、抗炎症薬の併用が推奨されます。
