指がロックされる原因と対処法
症状
トリガーフィンガー(ロック指)は、主に中年以降の成人の利き手に発症しやすく、特に薬指や親指に多く見られます。朝起きたときに指が硬直し、指先にしこりや圧痛が感じられることがあります。指を曲げ伸ばしするとカチッ、ポンという音がし、指が曲がったままロックされ、再び伸ばすとパチンと戻ります。
原因
腱鞘が徐々に狭くなることで、指屈筋腱の滑走が妨げられることが主な原因です。腱を覆う腱鞘は滑液を分泌する滑膜で覆われており、これが潤滑を保ちますが、外傷や関節リウマチなどの炎症で滑膜が腫れ、腱鞘が狭くなると腱が引っかかりやすくなります。
診断
診断は問診と視診・触診で行います。医師は患者に手を開閉させ、指の動きがスムーズかどうかを確認します。強い痛みがある場合は、局所麻酔薬を注射して検査を続行することがあります。
治療法
症状の程度や持続期間に応じて治療法は異なります。軽症の場合は、4〜6週間の安静(握る動作を避ける)、温湿布や温水に数回浸す、指のストレッチ、患部のマッサージ、6週間以内のスプリント装着などが推奨されます。重症例では、ステロイド注射や抗炎症薬で炎症を抑える、または針を用いた経皮的腱鞘切開術が行われます。これらでも改善しない場合は外科手術が検討されます。
