足底踵骨付着部骨棘(プランターカルカネアルエンテソフィート)とは?
「Plantar(プランタル)」はラテン語の planta(足の裏)に由来し、歩行時に体重を支える足底は痛みが起きやすい部位です。その足底にできる痛みの一つが「Plantar calcaneal enthesophyte(足底踵骨付着部骨棘)」です。
語源と意味
「calcaneum」はラテン語で「踵」を意味し、enthesophyte はギリシャ語の enthesis(付着部)と phyton(成長物)を組み合わせた語です。つまり、足底の踵骨に腱が付着する部位にできる骨の増殖を指します。
骨棘の性質
この骨棘は骨質(オスス)で構成されており、俗に「スパー(骨棘)」と呼ばれます。エンテソフィートは腱や靭帯の付着点(エンテシス)で形成され、成長すると付着組織に侵入します(Arthritis and Rheumatism)。
発生部位
足底踵骨付着部骨棘は、主に以下の筋肉の腱が付着する部位に生じます。
- 趾屈筋(flexor digitorum brevis) – 足指を曲げる筋肉の腱が踵骨に付着する部位。
- 拇外転筋(abductor hallucis) – 大趾を外側に動かす筋肉の腱が踵骨に付着する部位。
これらの部位は足底の強靭な組織の上方、あるいはその組織自体に形成されることがあります(Skeletal Radiology)。
