膝全置換術後の膝痛について
人工膝関節全置換術(TKR)は、米国整形外科学会によると2009年時点で年間約58万件実施されている一般的な手術です。手術後も膝の痛みが続くことがあります。
目的
- 関節リウマチや外傷による膝関節の痛みと機能低下を改善し、日常生活を取り戻すことです。薬物療法や歩行補助具、活動制限で効果が得られない場合に最終手段として行われます。
内部的な原因
- 術後の関節感染、インプラントの不安定、軟部組織がプロテーゼに挟まれるインピンジメント、あるいは手術適応が不適切であったことが主な原因です。
外部的な原因
- 膝関節外からの痛みが放散し、膝部位で感じられることがあります。股関節の変形性関節症や、腰椎の椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症が代表的です。
専門家の見解
- 一部の専門家は、膝蓋大腿関節(膝蓋骨と大腿骨の接合部)での摩擦が術後痛の原因になると指摘しています。これはインターネット整形外科手術ジャーナルでも報告されています。
注意すべき症状
- 極めて稀ですが、早期に対処しないと脚の萎縮や機能障害につながる痛みがあります。具体的には、痛みが実際の問題と比べて過度に強い、皮膚の青い斑点や熱感・冷感、感覚過敏、皮膚の薄さ・乾燥、外側の腫脹、関節の硬直などが挙げられます。
