回旋腱板の問題と診断
重要性
回旋腱板の問題を正確に診断することは、適切な治療を行う上で非常に重要です。痛みが軽く、肩の可動域が十分に保たれている場合は、安静・氷冷・薬物療法で症状の悪化を防げます。
腱炎(テンドナイト)
腱炎の症状は軽度から重度まで様々です。軽い場合は時折痛みや炎症を感じる程度で、断裂がない限りほとんどの方向に腕を動かすことができます。
滑液包炎(バースティティス)
腱炎に伴って滑液包炎を起こすことがあります。滑液包は肩関節と上腕骨の間にある液体で満たされた袋で、摩擦を減らす役割があります。炎症が起きると肩が鈍く痛み、押すと赤く敏感になることがあります。
肩峰下インピンジメント
インピンジメントは、腱が炎症で腫れ、肩峰と上腕骨の間をスムーズに通過できなくなる状態です。主な症状は肩前部の痛みと圧痛で、米国整形外科医会でも同様に説明されています。
回旋腱板断裂
多くの回旋腱板障害は軽度の断裂を伴いますが、深刻な断裂は外科手術が必要になることがあります。急性の断裂があると、腕を肩の高さまで上げることが困難です。これは直接的な衝撃や転倒が原因となります。
診断上の留意点
正確な診断のためには医師の受診が不可欠です。必要に応じてMRI検査を行い、損傷の程度や部位を詳細に把握します。
